BinanDiary

令和5年度 BinanDiary

うれしい、朝のひとコマ。

令和5年 4月17日(月)

始業式からいよいよ本格始動の今日、本校へ2年生の転校生が来てくれました。

朝、その教室を覗(のぞ)いてみると、転校生を歓迎する言葉が黒板にチョークで大きく書かれていました。

青色チョークで書かれた柔らかなタッチの転校生の名前の文字は、1時間や2時間でできるものではないほどの丁寧な仕上がりでした。

聞けば、クラスの女子生徒ふたりが準備したとのこと。新しい土地に不安な面持ち(おももち:表情)でやって来る転校生のことを思いやる気持ちは、転校生本人は言うまでもなく、その黒板を見る者の心も嬉しくしてくれました。ありがとう!

「この心優しい生徒たちに幸あれ!」と心から祈った朝でした。

令和5年度転退任式がありました。

令和5年 4月12日(水)

小雨の降りしきる中、この春の人事異動で転出された先生方が、生徒に会いに来てくれました。

転勤された先生方の新しいお勤め先をお知らせします。

 

英語科の山口先生は水島工業高校へ、保体科の服部先生は倉敷古城池高校へ、数学科の岡田先生は笠岡高校へ、地歴公民科の松浦先生は岡山城東高校へ転出されました。家庭科の高田先生は御退任です。

事務室の三宅先生は東児市民センターへ、藤原先生は適応指導教室(わかば)へ御転出です。

 

転出された先生方は、この時期、新しい職場でとても忙しいはずです。それにも関わらず、多くの先生方が本校に駆けつけてくださいました。これは先生方が生徒の皆さんのことを大切に思ってくださっている証(あかし)です。

転出された先生方が愛したこの玉野備南高校を、生徒の皆さんと教職員でさらに良くしてゆきます。ありがとうございました。

 

各クラスでのお別れ会が終わるころ、薄日(うすび)が差してきました。新任地でも御活躍をお祈りします。

どうぞお元気で(;_;)/~~~

令和5年度対面式がありました。

令和5年 4月12日(水)

今日は入学式を終えた新入生が、在校生と対面する日です。授業や学校行事、生徒会や部活動で学年を越えた交流が始まります。

まずは挨拶が基本です。

「挨拶は、相手の懐(ふところ)に飛び込んで迫ってゆく第一段階ですよ」と人生の先輩が教えてくださったことがあります。

「こんにちは」「失礼します」「ありがとうございます」「すみません」「さようなら」と、相手の目を見て挨拶をすれば、緊張感も少しずつ解(と)けてゆくから不思議です。

新しい場所は誰もが1年生。わからないところだらけ。わからないことがあれば、先生や上級生と挨拶を交(か)わしながら聞いてくださいね。そうすることで新しい人付き合いができてゆくこと間違いなし!

昭和の昔から、「聞くは一時(いっとき)の恥(はじ)、聞かぬは一生の恥」とよく言います。「わからないことを聞くことは、一瞬、恥ずかしい思いをするかもしけれども、わかることで不安は解消します。しかし、知ったかぶりをして聞こうとしなかったら、年を取ってから恥をかくことがありますよ」という戒めです。

令和5年度入学式が挙行されました。

令和5年 4月11日(火)

さわやかな新緑と、良い日和(ひより:お天気)に恵まれ、令和5年度の入学式は、全員の新入生と保護者の皆様を迎えて行われました。

 

校長からは、これからの高校生活では「人と授業を大切にすること」の内容の式辞がありました。また学校運営協議会の角田会長様からは、「自分の可能性を思いっきり試してほしい」との内容で、お祝いの言葉をいただきました。

厳粛な雰囲気の中にも、保護者の皆様の子どもを想う温かな気持ちに包まれた入学式でした。

希望に胸を膨(ふく)らませた皆さんの期待に応(こた)えられるように全力で指導してまいります。

令和5年度前期始業式 校長講話~「普通科生が目指すもの」~

令和5年 4月10日(月)

明日は入学式で新入生を迎えます。令和5年度の本格スタートにあたり、「普通科の『普通』の語源に触れながら、在校生が率先して学校生活に挑戦してほしい」との校長講話がありました。



在校生に挑戦してほしいことの一つに、資格取得があります。英語検定やビジネス文書事務検定、漢字検定などがありますが、講話の冒頭、漢字検定2級の問題クイズが出されました。

次のスライドは、生徒の皆さんと一緒に受けた昨年の漢検2級の問題です。A~Eの中で一つだけ部首が違う漢字がありますが、どれだかわかりますか?

さすがです。生徒は正解しましたね。この問題が解けるのですから、ぜひ、漢検を受けて、自分の頑張りを残してみませんか。

さあ、いよいよ本題です。次の2つのスライドは、現在の玉野備南高校の学科に関係する漢字2文字です。わかりますか?

これまたスゴイ!

3人の生徒が次々に正解を言ってくれました。そうです。2つのスライドの漢字を合わせると「普通」という熟語になります。今日のテーマはこれです。

「普」の漢字の成り立ちは、昇る朝日が家並みをまんべんなく隅々(すみずみ)にわたって照らすことから来ています。このことから「あまねく」と読み、「全て」という意味です。太陽がない「並」とは違うのです。

太陽の「日」の漢字が入っていることから、普通科で学ぶ人は、太陽が自ら輝くように、自分で学び、考えることが期待されています。

全てに通じるような学びをしたことで、世の中で困っている人や立場の弱い人を助けられる人物になれるのです。

「全てに通じる学び」とは、どんなこともできるようになることだけではありません。多くの分野を学び知ることで、たとえ自分自身はできなくても、困っている人とその解決策を知っている人とを結ぶこともできるのです。

次のスライドは、本年度の学校グランドデザインです。「生徒一人一人の能力・特性・環境に応じた多様な進路実現と人間力の育成を目指す学校」を創るための計画図です。

  

進路実現のための3つのスキルアップと、それを営むための根本になる「人間力の育成」を図るために、さまざまな教育活動を進めていきます。

普通科のBinan高校でできることが、これからの時代を生き抜く「自分で考え、取り組む主体性」や「調整するコミュニケーション力」、「粘り強く頑張る力」を確実に育んています。

さあ、これからいろんなことに挑戦してみましょうよ!!